今流行りのマンション経営
実の娘の作ったご飯だったからだと思う。
たぶん、実の娘だと思うので、そう想像しで食べた。
その晩、布団に入って寝ようとしていると、隣にいたT子さんが鉢を寄せてきて、私に畷いた。
そのとき、Iさんの軒が遠くから聞こえていた。
私とT子さんの二人は二階で寝ている。
Iさんはコーヒーカップの機械部がある一階のコーナで眠っている。
立ち上がれば見えるだろうけれど、今はお互いに見えない。
Iさんは自分の布団と毛布を昼間に持ってこられたので、昨日よりは本格的に泊まる準備をしてきた様子だった。
「父のこと、よろしいですか?」T子さんがきいた。
「どういうことですか?」私も小声できき返す。
「いえ…、なんか、押し掛けたみたいで」「ああ、いえ、かまいません」した。
だから、私はつい、こう言ってしまったのだ。
「Iさんも、ここに住まれたら良いのに」。
夜帰ってみたら、まだIさんがいて、昼間は仕事に出かけたけれど、今帰ってきたところだ、と話した。
私としても、くつに彼のことが邪魔ではない。
部屋はまだまだ広いわけだし、T子さんも父親と一緒の方が嬉しいだろう、と単純に考えてしまった。
その日の夕ご飯も三押し掛けた、という言葉が新鮮だった。
考えてみたら、T子さん自身が押し掛けてきたような気もする。
それから、Iさんに関しては、まだこのときは二泊めであって、昨夜はコーヒーカップの調整のために残業をし、今夜もその延長だろう、と私は認識していたのだ。
「Tさん、もしお嫌でしたら、おっしゃって下さい」「べつに、嫌だなんてことは…」正直にいって、全然嫌だとは考えていなかった。
神に誓ってもう少し正直にいうと、T子さんがいるのよりは、Iさんがいる方が少しだけ喜びは少ない。
でも、少なくともマイナスではない。
T子さんと二人だけという状況も、間が持たないときがあって、わりと神経を消耗するのである。
だから、Iさんがいてくれる方がなんとなく安心できる。
緊張しなくても良い、という意味だ。
ただ、どうせそんなに長く続くことではないだろう、と考えていたことは確かだった。
お客さんというのは、賑やかな感じがあって楽しいものだ。
誰でもそう感じるだろう。
それは、お客さんというものがいつかは帰っていくからなのだ。
その後、ずっと家に居座るとわかっていたら、そこまで楽しくないかもしれない。
それを私は今回学んだ。
Iさんが、その後ずっと居座ったからである。
Iさんが、私の部屋に同居し始めて、一週間があっという間に過ぎた。
ちなみに、コーヒーカップの調整はもう完壁だった。
彼は、その機械部の付近に自分の居場所を設置した。
まるで子供が作った小さな基地のようだった。
一昨日、大家のMさんがそれを見て、「どうしたの?ここ」と尋ねたらしい。
T子さんが謝りながら事情を説明したところ、Mさんは高い声で笑い「びっくりした。
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